正しい靴を選びましょう
- シューズボックス
- 2022年6月22日
- 読了時間: 3分
シンデレラのガラスの靴の童話を知らない人はいないとおもいます。
シンデレラだけ履くことができる足にピッタリと合った靴。
とても理想的ですね。
ところで、あなたの足は何センチですか?
と聞くと、24.5センチという答えが返ってきます。
足のサイズを測ったことがあるの?
と聞くと、履いている靴がそのサイズだからと言われます。
いやいやいや! 靴は物差しではありませんから!
そもそも靴のサイズなんて、ただの目安でしかなく、その位の足の大きさの人が履けますよという程度のもので、全くあてにならないものなのです。
同じ靴のメーカーの同じサイズでも、ラスト(木型)によって全然違ったりします。
特に日本は玄関で靴を脱ぐ生活文化ですから、玄関先でスポッと簡単に履ける靴が好まれていますが、簡単に履けるということは、逆にいうと歩行中でも簡単に脱げる靴であるということですからね。
それでは「正しい靴の選び方」です。
実は靴って、足と全く同じカタチで作ると、痛いくせに脱げて履けないという奇妙な道具なのです。
だから靴には、足よりも大きい部分と小さい部分があるのです。
足よりも大きい部分は靴の長さです。
歩行時に足の指は伸縮していますので、つま先部分が1センチ以上足よりも長くないと、つま先が靴にあたってしまい痛くなります。
そして歩行のためには、靴の中で指が自由に動かせることが大切なのです。
足よりも小さい部分は、親指付け根と小指付け根の部分です。
この「ころし」と呼ばれる部分は、足よりも小さく作られており、適度に足をギュッと締め付けています。
この適度な締め付けが、靴のフィット感なのです。
靴は踵で履けといわれるほどに、カカトがピッタリと合っていること。
カカトが微妙に合っていないと靴ズレの原因になってしまいます。
靴を選ぶ時、カカト部分に指一本入れてみるとかよくありますが、大間違いなので注意してくださいね。
実際の話し、靴はころし部分の締め付けと、カカト部分の固定だけで、足と靴とを合体させているのでとても重要なのです。
後は履き口の高さがあっているか?
甲の高さは合っているか?などがありますね。
靴は夕方に買うのが良いとか聞きますが、これも大間違いです。
足がむくんでいる時に合わせてどーするの?
一日の中で足の大きさは変化していますので、ヒモ靴を購入すれば調整ができるので一番理想的なのです。
さらに、人間は左右対称ではありませんから、靴を購入する時は両足を履いて試しましょう。
自分の足に合った靴を見つけた時は、履き心地の良さに一生手放したくなるはずですよ。
私の革靴は30年以上も履いています。
定期的に靴クリーニングをして、メンテナンスをしてあげれば、お気に入りの靴を一生履くことも可能なのですから。

靴クリーニング専門店シューズボックス
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