汚れ落としクリーナー
- シューズボックス
- 2022年8月10日
- 読了時間: 2分
世の中には、靴の汚れ落としのクリーナーという商品が売られています。
……汚れも落とせて、靴も光らせるクリーナ???
って、それって汚れ落としなの?それとも、靴みがきなの?
世の中には、まったく謎の商品も数多く出回っていますよね。
そう、実はちゃんと汚れが落とせるクリーナーって、凄く少ないのです。
靴クリームの主成分は水と油とロウです。
その昔、革靴の汚れ落とし用のクリーナという商品は存在しませんでした。
油汚れは、水ではなく油性で落とすのがセオリーなので、機械工の労働者たちは、機械油で汚れた手を油で落としていたのです。
その汚れ落とし用の油を、そのまま革靴の汚れ落とし用として流用したのです。
昔の革靴は実用的な作りでしたので、機械油汚れを落とす油でも、革靴のクリーナとして使用できたのです。
しかし、時代は移り変わり、革靴もおしゃれなものが出回ってくると、そんな機械汚れを落とすための油を使用すると、色々なトラブルが発生してしまいます。
そこで革靴専用のクリーナという商品が開発販売されたのです。
さらに、靴メーカーは美しい革靴を作るために、さらにデリケートな素材が出現したのです。
そんなデリケートな皮革製品に、うかつにクリーナを使用して、汚れ落としなんてしたら……
染料が落ちてしまうとか、逆に油のシミができてしまうなどなど……
トラブルが大量発生してしまったのです。
だからシューケアメーカーは、できるだけ革靴に悪影響を与えない代わりに、汚れも落とせないという、謎の汚れ落としクリーナーを次々と作り世の中に流通させていったのです。
靴の汚れとは、前回塗った靴クリームも汚れなのです。
だから正しい靴みがきとは、古くなった靴クリームもクリーナーで落としてから、新しい靴クリームでみがくことです。
ただ、その汚れ落としのクリーナー自体が、役立たずなモノが多いので困ったことなのです。
さらに、本当の靴の汚れは、靴の内部にしみ込んだ汗汚れなのです。
靴内部の汗汚れは、ニオイを発生させるし、皮革を劣化させるので、洗浄によって除去しなければなりません。
靴のクリーニングは、靴の外側も内側も洗剤で洗浄しますので、定期的に利用した方が絶対に良いのですよ。

靴クリーニング専門店シューズボックス
大阪市天王寺区石ケ辻町14-8
06-6774-6977
Σχόλια